JACKPLATE TEST 01.10.06 | |||||||||||||||||||
-TEST BOAT SPEC- ■レンジャー482V YAMAHA PRO-V 150 ■PROPELLER SPEC PREDATOR BEAST Blade 4 Dia 13-3/4inch Pitch 24 ■装着前最高速データ メーター読み 60マイル/h (6100回転) GPS計測 60.3マイル/h |
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VITAL SPIRIT蒲生氏の協力により、ジャックプレート取り付けテストを行いました。 ガソリン約50リッター・2名乗船・105Aバッテリー×3の状態でテストしています。現在のペラでは6100回転まで回っており、若干回転が上がり過ぎですので、もう少し大きいペラを付けるべきかも知れませんが、今回のテストはそのまま行いました。 レンジャー482にはインナージャックタイプの482VSと、ジャック無しの482Vがありますが、今回は482Vのオーナーである立石氏にご協力頂き、取りつけテストを行いました。 482VSには約10インチのインナージャックが取り付けられており、今回も10インチをセットすべきか6インチをセットすべきか迷うところでしたが、482VSとは違う6インチでテストを行って見ました。 |
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エンジンを取り外し、ジャックプレートをセット | |||||||||||||||||||
ハルの底面からエンジンのキャビテーションプレートまでの高さを計測し、セット位置を決めます。 この高さで、『エンジン位置は○○インチ』と表現します。 |
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今回、 ジャックプレートセット前は3-3/4inch ジャックプレートセット後は4-1/2inch でテストしました。 つまり、3/4inch(約1.9cm) エンジン取りつけ位置を上げたわけです。 |
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上記を基本位置としてジャックにマーキングをし、それを基本に色々な高さでの走りを確認し、セッティングを煮詰めていきます。マーキングすることで、セッティングが混乱した場合でも簡単に基本位置に戻す事が出来ます。 | |||||||||||||||||||
装着前・装着後に水面からガンネルまでの高さを計測しました。これにより、セットバックする事による水面での静止姿勢の差異を確認しました。 計測は乗船者無しで行っています。 |
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結果 | |||||||||||||||||||
最高速の伸びがたった2マイルか?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ボートの最高速を1マイルでも上げるのは大変難しいものです。 エンジンのチューニング無しで、ジャックプレートを付けただけで同じ最高回転で時速が約2マイル伸びたと言うのは大変効率的な事だと考えられます。 |
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オーナーインプレッション(立石大輔氏) | |||||||||||||||||||
まだ乗り込んではいませんので現状での感想になりますが、私の感じた最大のメリットとしては乗り味の変化です。装着後の試乗時の湖面は荒れていたので走りやすい状況であるとは言えませんでした。その際感じたことは波を越えるときに今まで苦労していた波が思ったよりスムーズに越えられました。私はボートの知識が乏しいのでうまく説明できませんが、装着前より良い姿勢で波を越えているような気がします。 当日試乗にお付き合いしてくださった蒲生さんもうまく飛べていると仰ってましたが、重心がやや後ろになったので、より着水に適した姿勢になったのかも知れません。 次に挙げるとすれば旋回性能ですが、これも大幅に向上したと思います。今まである程度スピードをあげて旋回すると大きくリアが流れてしまって、旋回半径が大きくなってしまっていたのですが、それが水をつかむことが出来るようになったことによって、よりクイックに旋回できるようになりました。また、ある程度低速での急旋回では、旋回途中でキャビテーションを起し、水を捕らえる事が出来なくなり急にトラクションを失ったりしていました。それがジャックを付けた事によって、今までと同じような操船を行っても、旋回時もちゃんとペラが水を捕らえて、よりクイックな旋回ができるようになりました。ただこれについても知識不足なので理論的な説明を補足していただければ参考にさせて頂きたいと思います。 最後に挙げるのはトップスピードについてですが、これはGPS計測での結果がすべてです。船がトップスピード間近の多少早い時期からローリング?するような気もしますが、体感的には色々早い船に乗せていただいているせいもあってか、特別感じるものではありませんでした。しかし結果として約2マイル伸びたようですね。 デメリットとしては静止安定性などについても6インチのジャックの為か大きな変化は無く、特別挙げるものはありませんでした。 余談ですが、純正ボートカバー等のピッタリのサイズのカバーを使っておられる方は、船の全長が伸びる為、場合によってはボートカバーまで作り直す必要が出てきますので、これは経済的な面から見るとかなり重要な気がします。 |